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GAFAによるベーシックインカムを・・

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    「世界史の針が巻き戻るとき」マルクス・ガブリエル著より
    新しい哲学の旗手と呼ばれて注目を浴びるマルクス・ガブリエルの著書「世界史の針が巻き戻るとき」の中で「我々はGAFAにタダ働きさせられている」(彼らを規制すべき理由)という項があり、また「フェイスブックから私たちへの支払いがゼロであるのなら税金を課すべきであるが、それが無理ならベーシックインカムを払わせるべきである。」という一文も腹落ちする内容でしたので紹介します。今、全世界を巻きこんで起きているウィルス禍による世界経済へのダメージ、それと同時に突然収入を断たれて生活できなくなる人が続出する事態は今後も繰り返される可能性が高いといわれています。このような事態への備えとしてベーシックインカムが注目されています。
    https://booklive.jp/product/index/title_id/715203/vol_no/001
    『GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)、権勢を振るうこの4社は今や世界を統治しているとも言える状況にあり、GAFAの統治を止めるべく何か規則や法律を設けるべきである。・・例えば私たちがバーベキューを主催して写真をアップする。フェイスブックやグーグルはそのアップされた写真から利益を得る。私たちは今やこれらの会社のために労働し価値を生み出している。つまり私たちはこれらの会社に雇われているということである。フェイスブックから私たちへの支払いがゼロであるのなら税金を課すべきであるが、それが無理ならベーシックインカムを払わせるべきである。確かに私たちはGAFAのいずれかのサービスをネット上で使っているが、その価値はマイナスしてもらってもそれはそんなに大した額ではない。それで世界の多くの経済問題は解決される。』

    というのがマルクス・ガブリエルの主張です。解決される経済問題の一つがウィルス禍による世界経済へのダメージです。GAFAのようなプラットフォーマーはこれまでの人類史上一度もなかったビジネスであるためにその存在の大きさや影響の範囲が理解されてこなかったのですが、その本質が理解されるにつれ規制に乗り出す国や地域が出てきました。プラットフォーマーは薄く広い収益力によって莫大な利益を上げていますが、その力を使って薄く広く富を再分配することもできるのです。そしてまた、その影響力を使ってこの再分配の考え方を広めることも出来るということです。私たち日本人はテクノロジーへの親和性が高いために、こうしたトリックに惑わされ易いのかも知れないと気付かされた著書でした。(by hatanaka)